2026-06

箱庭コント

箱庭コント「ドゥダードゥダー」|昭和

【登場人物】はるひこ:10歳。小学5年生。左利き。なつひこ:5歳。弟。いつも「らっら」と言っている。まさよし:はるひこの父。弁護士。すぐ小言を言うが基本は無気力。みちこ:はるひこの母。専業主婦。いつも疲れている。【場面設定】昭和47年、秋。...
箱庭小説

箱庭スケッチ「変な癖と当てずっぽう」(対話劇)

椎名町三丁目の雑居ビルにある、編集プロダクション「ぽんちょ」。昨日からの徹夜作業が、ようやくトンネルを抜けたところだった。くたびれたように鳴るコピー機の駆動音を割って、終わりが見えてやけくそ気味にキーボードを叩く音が、朝のオフィスに響いてい...
箱庭コント

箱庭コント「孤独とエピクロスの庭」(台本)

地層3。深海魚が氷山の懐で、のんきに泳いでいたころの一幕。 【登場人物】氷上 静:ここあん大学哲学科講師。理性の信奉者。恋流波 陽(ハル):ここあん大学の学生。飄々とした態度で静の書斎に入り浸っている。【場面設定】氷上静の自宅、書斎。静はデ...
箱庭コント

箱庭コント「2つのクロールと不条理のリレー」(台本)

人と人との出会いというものは、振り返ってみるとひどく曖昧なことがある。 気づかぬうちに街角ですれ違っていたのかもしれないし、どこかの喫茶店のカウンターで、偶然隣り合って座っていたのかもしれない。これは、後に湖畔でひとつのブックカフェを営むこ...
箱庭コント

箱庭コント「ひとつのお鍋で」(台本)

【登場人物】黒崎 文:ここあん高校文芸部部長。言葉の定義と文学の魂を重んじる。天野 光:女子バスケ部。感覚で受け止める全肯定ガールだが、人の名前を覚えるのが少し苦手。ナツメグ:不条理の過剰実行者。分かりやすい前提や定義を嫌悪する。【場面設定...