箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説(掌編・スケッチ)

移動図書館日記(105)遠野編

これは、日記の名を借りた、中野文の記憶。遠野の街なかを貫く国道を、東へ向かって走っている。助手席には菜箸千夏さんが乗っている。普段はひとりでハンドルを握ることがほとんどなので、隣に誰かが座っている状況は、ひどく新鮮で不思議な感覚だった。昨晩...
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「呼吸」|「物語の寄港地」シリーズ

ここあん村・寄港地シリーズ。映画の主人公を「自己欺瞞」と冷徹に分析する思想家・氷上静。だが同居する中野小春の何気ない共感の言葉が、強固な理性の鎧の内側に潜む静の孤独と渇望を不意に暴き出す。壊れた心を優しく肯定し合い、静かに呼吸を重ねる二人の親密な夜を描いた掌編。
箱庭小説(掌編・スケッチ)

連続ジェミ庵小説(6)

第16話 呪術書の装丁と肯定の密室【登場人物】ダダダさん:完全共感体の不思議おじさん。相手を無条件に肯定し、隠された本性を引き出す。竜泉寺 砌:元ここあん図書館長の美学者。作品を品定めする権威だが、根底に創作へのコンプレックスを抱える。【ス...
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小春ちゃんは吸わない派のポンコツ吸血鬼

[昭和レトロ サブカル 「萌え文化」の先駆]1980年代、早稲田の自主映画サークル「稲門シナリオ研究会」で制作された8ミリ映画。吸わない派の天然美少女吸血鬼が巻き起こすドタバタ劇! シュールなハッピーエンドが、今の日常系アニメに通じる早すぎた名作!?
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月面基地「満月亭」で、わたしらレタスを育てるやし!

能天気な「月面レタス隊」の冒険物語のメインとなるのは、日本人女性だけで構成された「月面レタス隊」の奮闘記です。植物学者のモヤシや、エンジニアのマッド、そして糠漬けを愛するアシスタントAIヌカヅケといった個性豊かな(そしてどこか抜けている)メ...