氷上冬子

箱庭コント

箱庭コント336「バスを待つ間に」

【登場人物】平泉 慧:無駄なエネルギー消費を嫌う、ここあん大学院生(理論物理学専攻)。氷上 冬子:病や老いさえも肯定的に面白がる、飄々とした佇まいの老婦人。【場面設定】互いを知らない二人が、廃線と知らずバス停で待ち続ける郊外の一本道。(平泉...
箱庭コント

箱庭コント264「ステキな処方箋」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」のきさらぎタウンにて。体調不良の氷上冬子と自称「ステキさん」こと矢尾玲子が遭遇。天敵ともいえるふたりの、マカロンの味に隠された本音と、皮肉混じりの優しさがクスリと笑える一幕。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント232「ハリボテの踊り子と乾いた草」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」の成城が丘に住む「生の肯定者」氷上冬子と、あらゆる不都合を「ステキ」という言葉で塗り替える主婦の矢尾玲子(ステキさん)。相反する価値観・自己愛が書店のカフェスペースで交錯。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント224「特権的マーガリン」

[読むシットコム・コント台本]ここあん村の湖畔のブックカフェで繰り広げられる会話劇。理屈っぽくて不器用な娘・静の日常をめぐり、母の冬子とパートナーの小春が軽妙なトークを繰り広げます。クスッと笑えて心が温まる二人の掛け合い。作・千早亭小倉
箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「一本道」

氷上静は、実家の門を背にして歩き出した。右にはここあん鉄道の線路、左には無機質な住宅の塀が続いている。視界の先まで、古びたアスファルトが約400メートルにわたって単調な直線を引いていた。右にも左にも曲がる場所がない、ただの一本道だ。実家を出...