鶴亀昌子

箱庭小説(掌編・スケッチ)

箱庭小説「鶴亀昌子は矛盾している」|地層3

深夜の編集プロダクション「ぽんちょ」は、締め切り間際の独特な熱気に満ちていた。聞こえるのは、パソコンのファンが発する微かな唸りと、誰かのキーボードを叩く乾いた音だけ。その静かな喧騒の中心で、鶴亀昌子——通称かめちゃんは、ゲラの赤字と孤独な戦...
箱庭コント

箱庭コント272「偽りのファンレター」

[読むシットコム・コント台本]自作自演を疑い心理戦を繰り広げる思想家・氷上静と文芸評論家・徒然士。読者投稿欄の賛辞を巡る知的で冷徹な探り合いの果てに明かされたのは、雑誌社長の涙ぐましい真相だった。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント233「B面のロマン」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」、編集プロダクション「ぽんちょ」の引っ越し前夜。思い出の詰まった紙ゴミを捨てたくない社長と合理主義の社員、そして隣のネイルサロンオーナーによる短編コメディ戯曲。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント207「大人の世界」|地層3

[読むシットコム・コント台本]編集プロダクション「ぽんちょ」にやってきた高校生のこはぎ(おはぎはん)と、ライターの真田まる。そこで出会ったのは、奇抜な企画を量産する編集者・臼葉だった。ここあん村の今(地層4)に連なる地層3のものがたり。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント328「深夜の結界」|小春凪

【登場人物】恋流波 陽(ハル):ここあん大学の学生。過去の危うい疑似恋愛に疲弊し、「ぽんちょ」でアルバイトを始めた青年。小春の予測不能なギャップと底知れぬ包容力に強く惹かれ、癒やされている。中野 小春:編集プロダクション「ぽんちょ」のパート...