ここあん村の編集プロダクション「ぽんちょ」で働く、清楚で穏やかな女性社員・中野小春。しかしアルバイトの恋流波陽の前でだけ、彼女は突飛な哲学を語り、無邪気にじゃれ合う予測不能な素顔を見せる。
冷たく張り詰めた関係に疲弊していた陽にとって、小春と過ごすコミカルで温かな時間は、波風の立たない「小春凪」のような安らぎだった。やがて彼女の底知れぬ包容力が、ある孤高の氷山をも優しく包み込むことになるとは、まだ誰も知らない。
「素敵です中野さん」シリーズ
-
箱庭コント「深夜の結界」
【登場人物】恋流波 陽(ハル):ここあん大学の学生。過去の危うい疑似恋愛に疲弊し、「ぽんちょ」でアルバイトを始…
-
箱庭スケッチ「変な癖と当てずっぽう」(対話劇)
椎名町三丁目の雑居ビルにある、編集プロダクション「ぽんちょ」。昨日からの徹夜作業が、ようやくトンネルを抜けたと…
-
掌編「深夜の猿哲学」
深夜の編集プロダクション「ぽんちょ」。 コピー機の微かな駆動音だけが響くオフィスで、学生アルバイトの恋流波陽こ…
-
掌編「Khöömii for me, follow me」
カラオケボックスの小部屋。部屋には、恋流波陽と、陽のバイト先「ぽんちょ」の先輩パート中野小春の二人きりだ。 「…
-
掌編「草野球」
乾いた木製バットが硬いゴムを弾く音が、三丁目公園に響いた。 恋流波陽こひるははるは、路地の角で足を止めた。視界…







