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ZINE・住民のつぶやき

24. 加速された侵食モデル|化野環古生物学小日記

窓ガラスを、ひっきりなしに雨粒が叩いている。外に出ることはできそうにない。こういう日は、定点観測に徹するに限る。私の部屋の窓からは、3種類の異なる地表が見える。ひとつは、この窓ガラスそのもの。ひとつは、目の前の車道のアスファルト。そしてもう...
ZINE・住民のつぶやき

23. 書架のタフォノミー|化野環古生物学小日記

金曜の午後は、図書館の地下書庫で過ごすことが多い。古い論文を参照するため、バックナンバーが並ぶ巨大な書架の間を歩く。製本されたジャーナルの背表紙には、刊行年が刻印されている。1970, 1971, 1972……。一見すると、これは完璧に連続...
ZINE・住民のつぶやき

22. 進捗バーと目的論の罠|化野環古生物学小日記

カンブリア紀の節足動物群に関する、大規模な系統解析のプログラムを実行する。形態データと遺伝子情報を統合した、計算負荷の高い処理だ。画面に、小さなウィンドウが現れ、プロセスの進捗を示すバーが表示された。0%から100%へ向かって、青い線がゆっ...
箱庭コント

箱庭コント267「こね子はなぜこね子なのか」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」のパン屋で繰り広げられる、名前の由来と食への愛を巡る爆笑コメディ。分子系統学を修める理系女子が、店主のパンとお米への葛藤をなぜか昭和の野球マンガの文脈で独自に読み解く。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント268「ここあん大学式決裁フロー」

[読むシットコム・コント台本]箱庭世界「ここあん村」の銭湯「ジャッポーン」を舞台に繰り広げられる不条理コメディ。学長航三津子が導入した「下足札による二要素認証」と謎の決裁フローに、生真面目な事務員小庭千和が振り回される。作・千早亭小倉