2026-08

箱庭コント

箱庭コント273「いつかステキさんがギラギラする日」

[読むシットコム・コント台本]どんな現実も「ステキ」で塗り替える主婦・矢尾玲子。欲望渦巻く異空間「ギラギラ町」に迷い込むも、住人たちの見栄や熱気すら自分を引き立てる照明に?強烈なマイペースと純粋な想像力が織りなす現実侵食コメディ。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント274「公平な88円」

[読むシットコム・コント台本]ここあん図書館が舞台。88円のネジ購入を巡り、屁理屈を並べて決裁を拒む完璧主義の高島雅也館長に対し、主任司書の菜箸千夏が痛快な正論で立ち向かう。公平性と人件費の損失をめぐる、軽快な会話劇。作・千早亭小倉
箱庭コント

箱庭コント275「心の辞書」

[読むシットコム・コント台本]喫茶「小古庵」を舞台に、「心の雨」「心の草」といった辞書に眠る雅語を愛でる評論家と、「低頻度語」と切り捨てる校正者が激突。翻訳家も巻き込んだ風情と実用性をめぐる痛快な議論を描く。作・千早亭小倉
ZINE・住民のつぶやき

名前を食べるオオカミ|ZINE「ほつれ」掲載作

雪の森が、すべての音を吸い込む。降り積もる白は、世界のあらゆる境界線を曖昧にし、生きとし生けるものの輪郭を、優しく消し去っていく。その森の奥に、リリという少女がいた。リリには、生まれつき心臓の音がなかった。喜んでも、悲しんでも、胸に手を当て...
ZINE・住民のつぶやき

伏線と余白|ZINE「ほつれ」掲載作

あるところに、一冊の物語が生まれる場所がありました。そこには、ふたりの働きものがいました。ひとりは、「伏線」という名の男の子。伏線くんの仕事は、物語のあちこちに、未来のできごとをそっと知らせるための「しるし」を置いていくことでした。物語がは...