箱庭小説

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概念ラノベ第5講 第1話「概念界の危機と、昭和へのダイブ」

灰色の濃淡だけで構成された「忘れられた概念アパート」の日常は、相も変わらずどんよりと澱んでいた。激務に倒れた弱小SE戦士(なんだそれ?)であり、今は概念「月曜日の憂鬱」として人生をやり過ごすイチローは、壁にかかったカレンダーの赤黒い文字を眺...
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概念ラノベ「転生したら、抽象的な概念だった件」

過労死したサラリーマンの一郎が、全人類から嫌われる「月曜日の憂鬱」として概念界に転生する異世界ファンタジー。貧相な「忘れられた概念アパート」で「二日酔い」などのネガティブ概念たちと暮らす中、概念の存在意義を問う逃亡劇や、謎の全肯定おじさん「...
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17. 静的な完成、動的な再編|古生物学小日記

週末の午後は、部屋に散乱する論文や資料を整理するのに費やされる。机の上の、ペーパーウェイト代わりにしている三葉虫のレプリカを手に取った。オルドビス紀の地層で完成された、完璧な機能美を持つ節足動物。その滑らかなカーブを指でなぞっていると、タブ...
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箱庭ラノベ|第23話 共犯者のための仕様書|ここあん高校文芸部

共同執筆、という名の地獄が幕を開けた翌日の放課後。文芸部室の長机。その長辺を挟んで、僕、神崎一樹と、天野光さんは、まるで互いが汚染区域であるかのように、正面から向き合って座っていた。彼女の表情の些細な変化さえもが視界に入ってしまう、逃げ場の...
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箱庭小説「透明な名前と黙字のp」

ここあん湖畔のブックカフェ「シズカ」を舞台にする「物語の寄港地」シリーズの一編。【登場人物】氷上 静:ブックカフェ「シズカ」オーナー。現代思想家。相手が15歳であっても決して子供扱いせず、対等な観測者として接する。鴨下 栞:ここあん高校の生...